東京カウンセリング【2022年】

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カウンセリングの選び方

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心理カウンセリングを探す時に何を見れば良いのかが分からないという方もいらっしゃいます。
精神的な問題は誰かに相談する事も難しく、また情報が少ないという事もあるかと思います。
心理カウンセリングの選び方を順にご紹介します。


病院の受診が必要か

精神的に落ち込みがひどく、生活に支障をきたしている場合は、心理カウンセリングの前に医師の診察を受けたほうがいい場合があります。
状態によっては心理カウンセリングを行うことで、逆に悪化させてしまう事もあるからです。
以下に該当する場合はまずは医師に相談しましょう。
  • 気分の落ち込みがひどく、仕事や学業をこなせていない
  • 精神的な問題が原因で頭痛や腹痛、不眠などがあり、生活に支障をきたしている
  • 幻聴が聞こえたり、幻覚が見える
  • パニックになったり、卒倒をする
  • 感情が爆発し暴力的になったり自暴自棄になり自分を傷つける
  • 極度の体重増減がある
    体重の計算方法
上記のような状態が見られる場合は、医師に相談をした方がよいでしょう。
但し、病院ではカウンセリングを行う事はあまりありません。
希望があって院内や提携の臨床心理士がいる場合に有料(保険外)で受ける事は可能です。
基本的に病院では問診と薬物療法で症状を軽減することを行います。
これはあくまで対処療法となり、心理療法が必要なケースが多くあります。
このように、症状が重たい場合はまず症状を軽くすることが大切です。
尚、身体的症状がある場合は内科か心療内科、精神的起因の症状の場合は精神科を受診しましょう。

療法の種類

心理カウンセリングには種類があります。
このページでも紹介していますが、カウンセリングの種類によってクライアントや症状との相性があります。
また、悩みの内容によっても相性があります。

カウンセリングの種類

  • 認知行動療法
  • ⇒感情や行動はその人の認知の仕方が根本にあり、その認知が歪んでいる場合に悩みの原因となるという考えで、その認知の歪みにアプローチをします。
    具体的な出来事に対し、そのときの感情や症状を書き出し、どのような認知の歪みがあるかを探ります。
    そして、その歪みの部分を負担が無いように変容させていく作業を行います。
    一部の精神疾患で条件を満たすと医師や看護師が行うカウンセリングには保険が適用されます。
  • 来談者中心療法
  • ⇒クライエントが話しをしていく中で、自分を整理し内面に気付きを促すというカウンセリングです。
    気分の落ち込みが強い時や考えが交錯している時は、自分の力で修正をしていく来談者中心療法は効果があります。
    人には自己成長と自己回復力があり、それをカウンセラーが促すという作業を行います。
  • 催眠療法
  • ⇒催眠(物事を受け入れやすい潜在意識レベルにする)を行うことによって、問題の深層心理を解明しそれを緩和します。
    カウンセリングで持ちいれられる催眠はリラックス状態で、意識的な抑圧が開放され問題の原因を引き出しやすくなっています。
    過去のトラウマなどで無意識下に落とし込んでいるような物が悩みの原因になっていると、それが表出されないことが多々あります。
    それを解明し対処する作業を行います。
代表的なカウンセリングはこのような内容です。
自分の性格や状態を考えて合うカウンセリングを選ぶことが大切です。
昨今では、認知行動療法が一部の精神疾患で実施される事が多くなりましたし、職場や学校でも利用されるようになりました。
但し、認知行動療法は各ツールを使い作業を行うカウンセリングですので、クライアントによっては負担になってしまう事もあります。
他にも、催眠療法は深層心理に語りかけることによって精神的な根本原因にアプローチできますが、料金が高めの設定になっていたり、来談者中心療法は傾聴が基本ですので、話したいという方には良いですが、積極的な問題解決には時間がかかります。
このように、各心理療法の特徴を踏まえて、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

実施方法の種類

一般的に心理カウンセリングは対面で行なうことが多いのですが、最近では電話やメール、テレビ電話などでのカウンセリングを行なう所も増えてきました。
また、集団療法や家族療法などの複数人で協力して行うカウンセリングもあります。
最近は職場や学校にもカウンセラーを配置している事も増え、カウンセリングに触れる機会も多いかと思います。
自治体によって無料の相談窓口を設けているところもありますので調べてみる事もおすすめします。
カウンセリングは時間や経済的な面も考えると、対面でカウンセリングを受ける事が難しい方もいらっしゃるかと思いますので、自分に合ったカウンセリングを選ぶ事が重要です。
精神的にも経済的にも、クライアントの負担にならないようなカウンセリングを受ける事が大切です。

カウンセラーの資格や経験

カウンセリングを行う為には、知識や経験が必要です。
ほとんどのカウンセラーは心理系の資格を持ってカウンセリングに望んでいます。
その資格内容の確認も大切な部分です。
2017年に心理系の国家資格である公認心理師の資格が施行されました。
また、臨床心理士は民間の資格ではありますが、取得に時間と労力を要するため現状では有名な資格です。
その他の民間資格も数多くあり、その内容も千差万別です。
しっかりとした知識を持ったカウンセラーを選ぶ事は、良いカウンセリングを実施するのに最低限必要なことです。
心理カウンセリングの資格一覧Wiki
カウンセリングを受けようと思った時は資格の確認を行うことが良いでしょう。
また、臨床経験も大切な部分になります。
知識があっても臨床経験が少ないと、臨機応変な対応が出来ない場合があります。
カウンセラーによっては専門性を持って実施している所もありますので併せて確認しておくとよいでしょう。

カウンセリングには相性というものがあります。
様々な要因がありますが、合わないカウンセリングを受けたからといって諦めないようにしてください。
心理カウンセラーも人であり、人間性が全く介入しないという事が難しいものでもあります。
自分の苦しみを取る事を重視してカウンセリングを選ぶことが大切です。

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